May 25, 2005

虐待事件をマジメに考える

050525-145149.jpg<これは、オチなしマジ話題です。>

子供の虐待を公表するHPについての記事を読んで
ちょっと書きたくなってしまったのじゃ。
(≧△≦)




今日【平和な世界がくるように】の本日記事に、
「子供を虐待してその様子を公開し続けてたHP」というのが
紹介されていた。(結局、これは、事実ではなかったことが
判明したらしいけど)

んで、そちらのコメント欄にも書いたんだけれど、
わたしはそれを読んでいて、「こげんたちゃん事件」を思い出した。

こげんたちゃん事件は、2チャンネルで、子猫の虐待→惨殺の現場を
写真で公開していた、という動物虐待事件だ。

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Posted by seapink16 at 14:51Comments(14)TrackBack(0)clip!

April 14, 2005

ごみを掘る人

なんか、ふしぎなおばさんを見た。

わんこと散歩をしていた時のことだ。


わりと小綺麗な服装のおばさんが、

ゴミステーションのところにしゃがみこんで

ごみをほっくり返していた。

浮浪者という感じじゃあ、ない。

品のいい身なりをしているのだ。

それが、インリンのM字開脚みたいなしゃがみかたをして、

次々ゴミ袋をほじくり返している。

ほじくり済みのゴミは、ほじくりっぱなしで、

そこらじゅうに散乱している。


(あれ、こんな光景、昨日も見たぞ、と

昨日のわんこがやった悪行を想いだして、苦笑いしてしまった。)


で、話は戻るんだけれど、

始め、おばさんは仕分けしなおしているのか、

又は、大事なモノを間違って捨ててしまったかしたのかなーと思ったのだけれど、

なんか雰囲気的にそうでもないみたいだ。


ココロが壊れてしまってるかもしれない。


そこら一面に引っ張り出したゴミの中にしゃがみこんで、

少女がおもちゃばこをほっくり返しているみたいに

おばさんはごみであそびつづけていた。


ただ黙々と、無表情に、ごみと遊び続けていた。



おばさんには、このごみが、いったいどんなおもちゃに見えているんだろう?



気になって何回も振り返ってしまった。


すこおしだけ、切ないきもちになった。









  
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April 08, 2005

あかちゃんを置き忘れる

あかちゃんがいるのに、そのあかちゃんの存在を忘れてしまう、という夢を見た。


夢の中のわたしには、生まれて数ヶ月くらいのあかちゃんがいた。

わたしはその子を吹きさらしの土間に置いたまま、忘れて放置していたのだ。

その子は土気色になっていて、触るとぞっとするほど冷たくなっていた。

あわてて部屋に入れ、介抱すると、ぐんぐん暖かみが戻ってきて、ほっとした。


場面が又変わっている。


又、死にかけたその子を発見している。


今度はおむつを代えている途中で何かに気をとられ、

その子をおむつをはずしたままの状態で放置してしまっていたらしい。


おそらく数日とか、かなり長く。


虫の息になっている、赤ちゃんのぐったりした弱々しさが、なぜか妙にリアル。


あわてて介抱したら、又その子は見る見る回復した。


場面は又かわる。


わたしはその赤ちゃんを抱いているんだけれど、

ミルクをやろうとして窒息させそうになったり、

不意に誤って床におとしてしまったりするのだ。


夢の中で何回も何回も、

わたしはその子を忘れたり過酷で悲惨な目にあわせ、

瀕死になるような状態に追いってしまい、

わたしは自分がその子を育てることに不安を感じ、

その子を扱うこと自体に不安を感じ、

その子を扱う自分自身に不信を感じ、

でもその子はその都度わたしが「はっ」と気づくやいなや、

力強い再生力でぐいぐいと生気を蘇らせる。


夢はそんなことを何回も繰り返していた。


目が覚めたとき、

冷たくなってたり、あったかみをとりもどしてきたりするときのあかちゃんの肌の感触が、

何故か、きもちわるいくらいリアルに残っていた。


わたしは、自分の中に生まれた無垢なもの

(それはたとえば既成の型にはまらない創造性とかそういうもの)を、

きっとこの赤ちゃんみたいに、たびたび、育てるのを忘れ、ほったらかし、

息絶え絶えになるまで忘却して過ごしてしまっているのだ。


わたしはしょっちゅう、

日々のやらなきゃいけないと思いこんでる様々なことで目一杯になってしまって、

「わたしの中でほんとうに大切に守らなきゃいけないもの」を

生活のそこここでないがしろにしてしまっているのだ。


それになんとなく気づいていて、何かが違うような違和感を感じながら、

それを意識のそこに押しやってしまってる。



わたしはもっとわたしのなかのその子に目をやり、

怖がらずに意識を向け、滋養を与え、満たし、大切に育てなきゃいけないのだ。











  
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April 04, 2005

うば捨て

喉の詰まった夢を見たとき、おばあちゃんを思い出した、と前回書いた。

で,今日又おばあちゃんを思い出したので、書いておこう。


思い出したきっかけは、下の娘が「姥捨て山」を読んでいたことだ。


わたしの死んだおばあちゃんは、死ぬ前の10年位を老人ホームで過ごした。

ボケがはじまったおばあちゃんを、母が老人ホームに入れたのだ。


入所して数年の間、わたしが母と一緒にお見舞いにいくと帰り際になっていつも、

おばあちゃんは自分も一緒に帰ろうとして大暴れをした。


母はそれを全く異に介さず無視していて、

結局最後には決まって逃げるように帰ってきてしまうのが常だったのだが、

おばあちゃんはいつも帰っていくわたしたちに向かって、

「ちょっと!なんであたしを置いていくの?!

ちょっと待ちなさいよ!ほれ!あんたたち!

どこいくの?!ほれ!!どこいくのぉーーーーっ!!」

と、後ろから後を追いながらずっと叫び続けていた。


暴れて,取り押さえられながら、吠えるみたいに叫び続けていた。



廊下に響き渡るおばあちゃんの恨みがましい悲痛な叫び声。

後味わるい、いやーな気分.........。



わたしは、行くと必ず起こるその事態がとてもたまらなくて、

お見舞いに行くのがだんだん気が重く、そして足遠くなっていってしまった。



毎回毎回、ウバ捨てをしているみたいで、心はどんより重かった。



でも母は、そんなの一向に気にしていないみたいだった。

母は、「おばあちゃんはボケで錯乱してるから意味なく騒いでるだけで、
気にする必要なんて全くないの.
いちいちまともにとるだけ無駄!」
みたいなことを言って、全然意に介してはいなかった。。

でもわたしには、おばあちゃんがほんとにうちに帰りたがっているようにしか

どうしたって思えなくて、

とてもとても、やりきれなかった。


毎回毎回,

何回も見捨てられ,

置き去りにされる気分を繰り返し味わってるおばあちゃんが、

切なくて心が痛かった。



結局、おばあちゃんはその後どんどんボケが進み

最後にはわたしのことも忘れて植物みたいな状態になり、

それでかなり長生きして、静かに最期を迎えた。



今でも、そのときのおばあちゃんの叫び声を思い出すと、

こころがきゅうんと痛くなる。


元気だった頃のなつかしい記憶もあるはずなのに、

つらそうなときのおばあちゃんばかり、なぜか続けて思い出してしまった。




おばあちゃんは、最後の日々の恍惚とした眠りの中で、

その尽きない夢の中で、しあわせに家族に囲まれて、おうちに帰れていたんだろうか。


みんなに囲まれて、しあわせに笑えていたんだろうか。


おばあちゃんのみていた最後のながいながい夢が、しあわせな夢だったことを、

今更ながら祈ってしまう。



お仏壇ないけど,おばあちゃんのために,お香でも炊こう、と思った。







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Posted by seapink16 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)clip!

喉が詰まる

うたた寝をしていた。

わたしは、スーパーで試食販売の人に羊羹をすすめられる、という夢を見ていた。


わたしは羊羹を一切れ口に入れて飲み込もうとするのだけれど、

なぜか喉がマヒしたように動かなくって、

羊羹は飲み込めも吐き出せもせず、とても苦しい。


喉に詰まったまま、喉は自分の意志で動かせず、

その詰まった苦しい感覚だけが、妙にリアル。


そして飲み込むに飲み込めずに苦しんでいる最中に、

自分がもう半分目覚めかけていることに気づいた。


わたしは,自分がうたた寝して夢を見ているということに気づいていて、

自分が現実にどこにいるのかもちゃんと解るくらい意識はすでに目覚めているのに、

喉はまだ深い眠りの中にいるのだ。


完全に目覚めさえすれば喉も動かせるし この苦しさも消滅する、と

頭ではっきり解っているのに、それがどうしても、なかなか目覚められない。


体だけが、深く眠りの淵に沈んでる。

体だけが眠ったまま、悪夢の中を彷徨い続けてる。

そして意識だけが、リアルに窒息感を認識してる。


自分でどうにもできないまま苦しんでいる、

その時間は異常に長く、永遠に続くかのように感じられた。



やっとのことでどうにか完全に目覚められた時は、思わず深い溜め息がもれた。



私の死んだおばあちゃんが、呆けで半植物状態になって寝てた時、

よく痰が詰まって機械で吸い出してもらっていことを、ふと思い出した。

それってこんな感じの苦しみだったのかなあ、と、何となく思った。


「自分のからだが、動かしたくても動かせない。

苦しさの感覚だけは、リアルにある」、そういう状態。


逃げたくても逃げられない、いつ終わるかとも自分ではわからない、

そういう苦痛。

地獄ってこういう感覚なのかも、と思ったりもした。


覚めたくても覚められず、

まるで永遠のように長く感じてしまう苦しい夢の中で、

溺れ、もがいているような、そんな感じ。


こりゃ、つらいっす。


あー、よかったなー、目が覚めて.......と

なんかしみじみ思ってしまった。







  
Posted by seapink16 at 22:29Comments(0)TrackBack(0)clip!